藤間秋男のひとこと
ひと月にひとこと
藤間秋男が贈る
100年企業創りに欠かせないメッセージ
2022年12月
「適任の後継者に譲る」のか、
「M&A」をしてしまうのか、
「廃業・精算」をするのかを、まずは選択する。
選択はさまざまです。
客観的に企業の将来を見つめながら、考えていきましょう。
判断に迷ったり、私利私欲が入ったり、
将来を客観的に見つめることが難しいと感じた場合は
コンサルタント思考がある会計事務所など、
信頼できる外部ブレーンに相談してください。
これまでにお届けしたメッセージ
社長を譲る宣言を5年で広め、5年掛けて引き継ぎ、5年はフォローをする
引き継ぐために5年、引き継いだ後に会長となって社長をフォローする機関を5年取るのが良いでしょう。
どんなに健康で、意欲ああり、経営が順調でも、65歳までに社長を譲る
社長の引き際は自分で決めるもの。誰かから追われたり、忠告されて引くべきではありません。たとえ「自分はまだまだやれる」と思っても、社長を譲るのは65歳までに終えるように計画を立てるべきです。
事業承継計画書を作るための時間を、自分の予定に入れる
自分の予定に無理矢理でも計画作成時間を入れてください。これを作ることで、解決しなければならない問題点も表面化してくるでしょう。
社長を譲る時期を宣言し、自らを追い込み、必ずその時期に譲るべし
社内であれ社外であれ、譲る時期が浸透していれば、バトンタッチの時に不安感をあおらなくてすむため、事業承継がスムーズに進むでしょう。
事業というものは、成功して道半ば、次に引き継いだときがその社長の事業完成なのです。
事業承継は、社長が行う「最後にして最大の仕事」である
安易に考えていては、企業は存続しません。
「最後にして最大の仕事」と肝に銘じて、構えて行なってください。
相続と事業承継は違う。混同しては、企業存続が危うくなる。
社長は元気なうちに、事業承継が滞りなく進むように計画を立て、その上で、個人の遺産をどう分配すれば、残された家族全員が幸せに暮らせるのか、考えなければならない
事業承継は、社長が行う「最後にして最大の仕事」である。
事業承継は社長が行う「最後にして最大の仕事」なのです。安易に考えていては、企業は存続しません。「最後にして最大の仕事」と肝に銘じて、構えて行ってください。
社長である以上、「自分は明日、死ぬかもしれない」という自覚を持て。
社長は企業を背負って立った瞬間から、「自分は明日、死ぬかもしれない」という自覚を持ち、その瞬間がいつ訪れても企業が安定的に存続するよう、考えていなければならない。
顧客を分析し、未来客を獲得する
未来客の獲得は永続企業に不可欠。
新規顧客による売上アップを目指し、商圏外や海外から顧客獲得も検討する
経営チームをつくる
日常的に何でも話せるチームを作れば
大きな問題を未然に防ぎやすく、人が育ち後継者も見つかる
社員と共有する経営理念・経営ビジョンを作成・改善する
経営理念を確立すれば、事業は半分成功したも同じ。
それほどまでに経営理念は重要なもの。
「働きがいのある会社」づくり
社長への信用や仕事への誇りは、すぐには築けないが、公正や連帯感は取り組み次第。
社員を尊敬し感謝することはすぐできる。
打つ手は無限・最後までしぶとく諦めない
必ず何か方法はあるもの 諦めたら、打つ手は出てこなくなる とにかく「しぶとい経営」をすること
明るく元気に前向きに、負けない気持ちを持つ
業績が悪いのはリーダーの責任。原因を他に求めず、自分にあると考え、諦めずに挑戦を続けること。